うにものがたり

その年の楽曲10選など。Twitterの延長のようなブログです。

2021年楽曲10選

※1アーティスト1曲を基本として、2020年12月~2021年11月リリースの楽曲から選定しました。

閃光 / [Alexandros]

作詞・作曲:川上洋平 編曲:[Alexandros], Takashi Saze

劇場版「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」主題歌

2021.5.5 Release

「やってみせろよ、マフティー!」「なんとでもなるはずだ!」

言わずと知れた劇場版機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイの主題歌。

上記の掛け合いから「鳴らない言葉を もう一度描いて」というサビを幾度となく聞いた年だった。

通しで聞いたことがない人も、奇妙なカボチャの被り物をした全身タイツの男がくねくね踊っている動画を見たことがあるかも知れない。

ギギ・アンダルシア役上田麗奈さん目当てでホイホイ見に行ったら、一気に世界観に引き込まれ、エンドロールで流れ始めたこの曲が力強さが印象に残った。

又三郎 / ヨルシカ

作詞・作曲・編曲:n-buna

2021.6.7 Release

吹けよ青嵐 何もかも捨ててしまえ

200近いBPMに乗せてn-buna氏独特のギターリフを叩きつけてくるイントロを浴びた瞬間、自分がヨルシカを好きになるきっかけとなった曲「藍二乗」が思い浮かんだ。
宮沢賢治による小説「風の又三郎」をモチーフに制作され、現代社会の閉塞感を吹き飛ばしてほしいという願いを元に、最後まで猛スピードで駆け抜ける曲調は又三郎そのもの。

海想列車 / 湊あくあ

作詞・作曲・編曲:40mP

2021.8.10 Release

「ごめんね」も「ありがとう」もまだ言い足りてないよ 私のペースで不器用なりに伝えてくから

湊あくあ 3rd single。「3年間の感謝を込めて」とのメッセージ通り、これまでの軌跡や期待溢れる将来を示唆するような歌詞が印象的。
「ヴァンパイア」等で知られるDECO*27氏の「きらきら」や、「夜もすがら君想ふ」などで人気のTOKOTOKO(西沢さんP)氏が手掛けた「uni-birth」など、2021年は有名なクリエイターからの提供が相次いだ。2022年の音楽活動からも目が離せない。

もう無理、でも走る / 斉藤朱夏

作詞・作曲:ハヤシケイ(LIVE LAB.)編曲 : 黒須克彦

2021.8.18 Release

願えば叶うとか 簡単じゃないんだよ 簡単じゃないから 私は願うんだよ

1stアルバム「パッチワーク」のリード曲。
「もう無理です。でも、まだ走りたいんです。」という本人の言葉を元に制作された本楽曲。
「願えば叶うとか 簡単じゃないんだよ」「あと少し もう少しで届くのに いつだって残りの一歩が遠いな」等、うまくいかずもどかしい感情を拾いつつも、ぐっと背中を押してくれる。
田所あずささんの「Straight Forward」のような曲が好きな方には、一度聞いてみてほしい。

トアルトワ (feat. Taku Inoue) / 東雲和音(CV.天音みほ)

作詞・作曲・編曲:Taku Inoue

2021.8.26 Release

万世橋でキスをして......

怒涛のリリースが続いた電音部からは、この曲をチョイス。
韻の踏み方が心地よく、ただリズムに任せて身体を揺らしているだけで楽しい。アニクラで今一番聞きたい曲。
同じTaku Inoue氏提供の星街すいせい「Stellar Stellar」とは最後まで悩んだが、知名度に勝るStellar Stellarだけでなくこの曲も知ってほしい!と思ったのが決め手。

謎解きはキスのあとで / DIALOGUE+

作詞:竹内サティフォ 作曲:ONIGAWARA 編曲:ONIGAWARA, 伊藤翼

2021.9.1 Release

迷宮入り確定ロマンス 謎解きはキスの後にしよう

「謎解きはキスのあとで、早く音源化しろ」というツイートをタイムラインで見かけるようになって数ヶ月後。アルバム「DIALOGUE+1」のリリース後、自分もその意味を知ることとなる。
Bメロの盛り上げから、サビ頭「迷宮入り確定ロマンス」というつい口ずさみたくなるフレーズは天才的。
DIALOGUE+は他にも「花咲く僕らのアンサーを」「夏の花火と君と青」など、頭を悩ませるほど良い曲が豊富。

OVERFLOW / 一柳隊

作詞:安藤紗々 作曲・編曲:神田ジョン

2021.9.8 Release

 楽しいときに一緒に笑い合うみたいにね 悲しいときも一緒に泣いたってかまわない

ソーシャルゲームには詳しくないものの、「Edel Lilie(Last Bullet MIX)」が気になって当シングルを聞いたところ、とんでもない曲がカップリングされていた。
あまり人数が多いグループ曲での歌唱は個々のボーカルの良さが薄れてしまうのでいかがかなと思うこともあるが、この曲は掛け合いと合唱の構成が緻密
爽快感あるイントロ・アウトロが組み合わさり、非常に完成度の高い曲となっている。
PENGUIN RESEARCHで赤髪を振り回しながらギターを弾いているイメージのある神田ジョン氏だが、最近は曲提供でもその才能をいかんなく発揮している。

往け / LiSA

作詞:LiSA 作曲:Ayase 編曲:江口亮

劇場版「ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」主題歌

2021.10.15 Release

キミト アスへ 世界は万華鏡

タイアップとなった劇場版「ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア」はSAOSeriesという膨大な作品の冒頭をヒロイン視点で丁寧に描き直しているので、これまで作品に触れてこなかった人にも十分お勧めできる内容だった。

ラストの歌詞「キミト アスへ」で主要キャラ3人の名前を示唆しているのは上手。

LiSAの曲でロック調以外が刺さるのは珍しいなと思ったら、コンポーザーがYOASOBIのAyase氏で納得。

Day1 / Liella!

作詞:KEN THE 390 作曲:めんま, KEN THE 390 編曲:家原正樹

2021.10.20 Release

いつだって 思い立ったら その日が始まりの Day1

12/25に開催された「Liella! First LoveLive! Tour ~Starlines~福井公演」、自分にとって実に1年2ヶ月ぶりのライブ現地参加となった。

ラブライブ!スーパースター!!」は一通り視聴したものの、猛烈なファンというわけでもなく、Liella!の皆さんの良い顔を眺めようかなと軽い気持ちでの参加だった。

いざ蓋を開けてみると、ダンスパフォーマンス、歌唱、ライブ構成……どれも満足のいくものだった。

「Tiny Stars」「常夏☆サンシャイン」「Wish Song」……披露された曲はどれも素晴らしく候補曲は枚挙に暇がなかったものの、最も滞空時間の長かったのはやはりこの曲。

 

LIFE LIVE ALIVE / 内田真礼

作詞:織田あすかElements Garden) 作曲・編曲:藤永龍太郎Elements Garden

2021.10.27 Release 

立ち上がろう LIFE LIVE ALIVE 自分自身の旗を掲げて

水瀬いのり楽曲では「三月と群青」「まっすぐに、トウメイに。」がこの上なく好きな自分にとって、この曲のリリースは強烈なインパクトがあった。

アーティスト内田真礼に対して藤永龍太郎氏が提供するこの楽曲は、自分の好きなエッセンスが要所要所に詰まっており、まるで「もう1つの三月と群青」を聞いてるような不思議な気分にさせてくれる。

今年のライブツアーで楽しみな曲の1つ。

 

終わりに

サブスクリプションサービス(AppleMusic)の利用も2年目となり、楽曲へのアクセスが容易になった結果、10曲を選出するのは例年以上に苦労した。(毎年のことである)

最後に、悩みつつも選外となった45曲を供養しておく。昨年の選外25曲より、20曲も増えてしまった。来年も良い曲に出会えますように。

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