※1アーティスト1曲を基本として、2020年リリースの楽曲から選定しました。
- 無敵級*ビリーバー / 中須かすみ(CV.相良茉優)
- HOWL / 大橋彩香
- 夜とワンダーランド / 石原夏織
- 水着とスイカ / Run Girls, Run!
- シス×ラブ feat. 成海聖奈 (CV:雨宮天) & 成海萌奈(CV:夏川椎菜) / HoneyWorks
- クリスタライズ / 水瀬いのり
- リテラチュア / 上田麗奈
- 君の花を祈ろう / 鬼頭明里
- 思想犯 / ヨルシカ
- NEXT COLOR PLANET / 星街すいせい
無敵級*ビリーバー / 中須かすみ(CV.相良茉優)
作詞:Ayaka Miyake 作曲:DECO*27 編曲:Rockwell
[虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 アニメーションPV付きシングル]
この世界中でたった一人だけの私を もっと好きになってあげたい
タイトルが無敵級なら、内容も無敵級。
クレジットのDECO*27/Rockwellコンビに目を引かれて、アニメを見る前に試聴したところ一撃でノックダウンをもらいました。
本編第8話でかすみがしずくの背中を押す一連の流れが印象に残っています。
HOWL / 大橋彩香
作詞・作曲:DECO*27 編曲:Rockwell
[アルバム「WINGS」収録]
生まれ変わる君と放つ 咆哮のメロディーを
待ちに待った大橋彩香さんの3rdアルバム「WINGS」。一通り聞いてみて、とりわけ刺さる曲があるなと思いクレジットを確認したら、またしてもDECO*27/Rockwellコンビでした。
作編曲こそ同じですが、先の「無敵級*ビリーバー」とはガラリと雰囲気を変えて、タイトル通りHOWL(咆哮)のような力強さが溢れるロックナンバーとなっています。
公式も力を入れており、この曲には上記Youtubeリンクのようなアニメーション付きOfficial MVまで存在します。
夜とワンダーランド / 石原夏織
作詞・作曲・編曲:クボナオキ
[アルバム「Water Drop」収録]
止めて秒針 もしも なんて意味はない
瞬く星に乗り込んで 導きを壊そう
「Water Front」とこの2曲はどちらを残すか最後の最後まで悩みました。
2018年にアルバム「Sunny Spot」がリリースされた際にも、10選で悩まされた思い出があります。ひとたびアルバムをリリースすれば、その年を実質9選に追い込んでくる石原夏織さん、なんて女だ(好き)。
お互いに結ばれないのに、お互いを想ってしまう悲哀の歌こと「Water Front」。
その次に収録された「夜とワンダーランド」は打って変わってイントロから疾走感溢れる仕上がりに。
まるで抱えていた闇を打ち払って一気に走り出すような、アルバムの収録曲順においてもグッと惹かれました。
水着とスイカ / Run Girls, Run!
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:石濱翔(MONACA)
[アルバム「Run Girls, World!」収録]
水着とスイカ 砂の空白 それぞれ好きな場所から 見つめている
「サクラジェラート」「秋いろツイード」「スノウ・グライダー」(2019年10選入り)に続く、Run Girls, Run!×石濱翔・四季シリーズ最後の楽曲。所々に今までの詞のフレーズが散りばめられています。
只野菜摘さんによるどこか切ない歌詞に寄り添うメロディーが秀逸。
シス×ラブ feat. 成海聖奈 (CV:雨宮天) & 成海萌奈(CV:夏川椎菜) / HoneyWorks
作詞:shito, Gom 作曲:shito 編曲:HoneyWorks
[HoneyWorks公式リズムゲーム「HoneyWorks Premium Live(ハニプレ)」ランダムOP]
一緒に怒られて 一緒に大きくなって
一緒に涙して その分もっと笑った
「これが欲しかった!」を実現してくれたHoneyWorksの新曲。ここまで心躍らせる雨宮天さんと夏川椎菜さんのデュエットは、「わたしたち記念日」以来ではないでしょうか。
最後まで「ヒロイン育成計画 feat. 涼海ひより」と迷いましたが、水瀬いのりさんは後述の曲を選出しました。
クリスタライズ / 水瀬いのり
作詞・作曲・編曲:柳舘周平
[スマートフォンゲーム「アークナイツ」イメージソング]
いつもどおりの風景 苔に埋まった水晶の束
永い時代を透過して 破片が明日に変わっていく
「水瀬いのり × 柳舘周平」のタッグ第3弾。
「Winter Wonder Wander」「Well Wishing Word」の通称・WWWシリーズが続いていたので、てっきりそれを踏襲するかと思ったら、ガラリと路線変更。エレクトロニックに仕上げてきました。
2サビ明けてからの「棒振るのもいいけどとりあえず踊らん?」みたいな展開が好み過ぎて、早くフルを浴びたい気持ち。
ライブで披露する際には、是非あの曲に繋げて下さいお願いします。
クリスタライズの唐突な終わりからMCを挟まず、食い気味にFuture Seekerを歌い始めるやつをライブ会場で浴びたい…… pic.twitter.com/MEDDXJDJqN
— 雲丹(うんつぁん)🍣 (@untan1014s) 2020年12月5日
リテラチュア / 上田麗奈
作詞・作曲:RIRIKO 編曲:伊藤賢
[TVアニメ「魔女の旅々」OP]
嬉しいし不安だし 私だって必死だし 主人公になれていますか?
内田真礼さんの「youthful beautiful」の時もそうでしたが、RIRIKOさんは作品に寄り添った詞と曲をきっちり仕上げてくれる方です。
OP担当が上田麗奈さんに決まった時、イレイナ役本渡楓さんから上田麗奈さんへLINEを送ったエピソードにはほっこりしました。(音泉「魔女のラジ々」より)
君の花を祈ろう / 鬼頭明里
作詞・作曲:shilo 編曲:白神真志朗
[アルバム「STYLE」収録
いつかまた会える日が来るから その日まで 今は
ずっとさよならは きっと言わないから 君の花を祈ろう
アルバムがリリースされた直後はまさか「23時の春雷少女」が10選から漏れるなんて思いもしませんでした。よもや、よもやだ(煉獄杏寿郎)
昨今の情勢から、2020年に足を運ぶことができた数少ないライブが鬼頭明里1st LIVE TOUR 「Colorful Closet」名古屋公演でした。
当初は開催そのものが危ぶまれ、チケット代が倍になったことで周囲から批判の目で見られることもありました。しかし蓋を開けてみれば、座席の間隔は空いていて快適だし、声援はNGでもスタンディングはOK。ブロマイド等のお土産や終演後の本人によるお見送りまで、いたれりつくせりのライブでした。
アンコール後にこの曲が披露され、上記サビの「いつかまた会える日が来るから……」という歌詞はあまりに威力がありすぎました。
「Star Arc」をはじめ、アルバム収録曲はどれも良いものでしたが、ライブで一際印象に残ったことが決め手となりました。
Instagramストーリーズ更新しました📷
— 鬼頭明里オフィシャルスタッフ (@kitoakari_staff) 2020年10月4日
「君の花を祈ろう」の歌詞が刺さりすぎて、編集しながら目から汗が…😭
是非、イヤホンかスピーカーONにしてご覧ください❗️#鬼頭明里https://t.co/eyZF1NLhyy
思想犯 / ヨルシカ
作詞・作曲・編曲:n-buna
[アルバム「盗作」収録]
他人に優しいあんたにこの孤独がわかるものか
死にたくないが生きられない だから詩を書いている
・「藍二乗」のように一度聞いたら耳から離れないイントロのギターリフ
・「爆弾魔」のように聞き手を突き刺す歌詞
・「ただ君に晴れ」のようについ口ずさみそうになるサビのメロディー
どれをとっても自分の大好きなn-buna氏だ……!と感じました。
過去作品のエッセンスが詰まっていて、ヨルシカにお気に入りの曲がある人には是非勧めたい曲です。
NEXT COLOR PLANET / 星街すいせい
作詞:星街すいせい 作曲・編曲:酒井拓也(Arte Refact)
[星街すいせい 3rdオリジナル楽曲]
星を紡いで 夢を描くよ 焦がれたその声が呼んでるの
「彗星の如く現れたスターの原石!アイドルVTuberの星街すいせいです!」 (口上)
Arte Refact・酒井拓也氏が手掛けたキュートなパーティソングと言えばこの曲。
(12/30現在、Youtubeにて465万回再生)
歌もダンスも実力があり、ホロライブの得意とする3Dモデルを使用してのライブパフォーマンスは圧巻です。
同じホロライブメンバーからは、Junky氏の手掛ける「#あくあ色ぱれっと(湊あくあ)」や、「曖昧ショコラーテ(角巻わため)」 なども配信がスタートし、大手Vtuberグループも楽曲リリースの波を感じる1年でした。
「comet」「天球、彗星は夜を跨いで」の配信も待ってます。
終わりに
個人的にはサブスクリプションサービス(AppleMusic)を使い始め、最初の年末を迎えた今年。
楽曲への距離がぐっと縮まり、その結果10曲を選出するのは例年以上に苦労しました。
それだけ曲との出会いがあった年だったということでもあります。
最後に、悩みつつも選外となった25曲を供養しておきます。
もう勘弁して下さい。これ以上削れません。
来年も良い曲に出会えますように。